動きがカクカクになるのはバッテリーが原因??iPhone「アイフォン」6Plusのバッテリー交換修理事例
- 2021.07.14
- 2021.08.04
皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!本日は江東区にお住まいのE様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」6Plusのバッテリー交換修理依頼がありました。
経緯としましては4年程使用している、このiPhone6Plusですが、既に1年前ほどから充電の減りの早さに悩んでおり、バッテリーを持ち歩いて使用していたとのことです。
ただ最近になり途中で動きが止まったり、特に30%をきった辺りから動きに関する不具合が増えてきたとのことです。ただバッテリーが原因であるかわからなかったため、直接ご来店したとのことで、確認するとバッテリー最大容量76%とかなり劣化しており、お客様の仰るような症状も確認出来ました。
見た限りだと明らかにバッテリーである可能性が高いと思い、お見積もり後修理開始しました。
それではiPhone「アイフォン」6Plusのバッテリー交換修理やっていきましょう。
パネルを取り外す
まず端末を開き、内部状況について確認していきます。
バッテリーはかなり劣化していましたが、それ以外のパーツに外見からわかるような劣化はなく、お客様もバッテリー以外は全て正常と仰っていました。
画面も一度も割ったことがないとのことで、内部の密封性についてしっかりと保たれていたことがわかります。
そして基盤上にあるコネクタが沢山接続されている区域からパネル、バッテリーのコネクタを取り外していきます
もちろん周辺には他のパーツのコネクタがあり、1mmに満たないようなコンデンサまで取り付けられているところもあるため、取るときは周辺に注意しながら、なるべくプラスチックなどの柔らかい素材で取り外していきます。
これでパネルを完全に本体から取り外すことができます。当店ではこのようにバッテリー交換でも必ずパネルを取り外すようにしています。
パネルのコネクタは薄くとても切れやすいため、バッテリー作業中に傷などつかないという保証はどこにもありません。
バッテリーを付け替える
バッテリーですが、固定方法はかなり単純で、iPhone6Plusの場合3本の両面テープだけで固定されているだけです。ただこのテープは意外と強力で、写真のように引っ張りながら取り外す必要があるのですが、この作業中に突然切れてしまうこともあります。
その反動で他のパーツなど傷つけてしまう可能性があるため、必ず延長線上には他のパーツなどがないようにして取り外していきます。なお劣化したバッテリーは少しの穴や傷でも大変危険なため、バッテリーにはなるべく触りません。
事例として膨張によりパネルが浮き出てしまったものや、発火発熱などがあり、バッテリーの劣化はかなり危険な事がわかります。
これでバッテリーを本体から完全に取り外すことができます。
先程言った通り劣化したバッテリーは危険なため、適切な処理を行い、処分します。
そして新しいバッテリーを用意し、同様の両面テープで本体に固定していきます。
この時基盤のコネクタソケットとコネクタの位置が合うように取り付けます。実はバッテリーの取り付けの際にバッテリーのコネクタを着けてから本体に貼り付けるのは良くなく、バッテリーという動力源、電源をパネルなど戻されていない状態で接続してしまうと基盤やシステムのショートに繋がります。
そのためコネクタの位置は感覚で合わせます。これでバッテリーの付け替えは完了します。
全て戻す
まずは先に取り外したパネルのコネクタを戻し、バッテリーのコネクタもこの時点で最後に戻します。
あとは冒頭で紹介出来なかった金属カバーの「ブラケット」というパーツを取り付け、内部作業は完了します。
こちらもご紹介出来なかったですが、底面の「ペンタローブネジ」という2本の固定ネジを取り付けることでiPhone「アイフォン」6Plusのバッテリー交換修理が完了します。
最後までご覧頂きありがとうございました。
チェックとあとがき
電源を入れると問題なく点き、30%をきった辺りで動きの不具合が起きる事はありませんでした。ただ今回の症状は明らかに確認できるものではないため、お客様には万が一同じようなことが起きてしまったらご連絡頂くようにお伝えさせて頂きました。
今回はiPhone「アイフォン」6Plusのバッテリー交換修理を紹介させて頂きましたが、今までのバッテリー交換修理事例では大抵が充電の減りが早いなど、蓄電能力や放電能力の不備が多かったですが、今回のように動きにまで影響が出てしまうような症状も実は少なくありません。
バッテリーというのは全ての動力源であるため、劣化により一瞬でも放電が途切れると端末は強制的に再起動を行います。これの延長のようなもので、バッテリーの電気に対する能力が何らかによって損なわれる、または最大限出せない時に動きが一瞬カクつく時があるため、今回もそれと同じような症状だと判断しました。
ではなぜ30%をきった辺りからこのような不具合が飽きるのか?それはあくまで憶測でしかありませんが、Appleのバッテリーは充電の早さと劣化の早さが1番長持ちするように80%まで急速で充電し、残りの20%は速度を遅めるようにプログラムされています。急速充電がバッテリーの劣化を早める事は明らかなので、最初の方に1番負担のかかる30%までで不具合を起こすのではないかと考えます。
少なくともこれだけの性能とこれだけの持続性を持ったバッテリーはリチウムイオン電池以外ないため、そのデメリットである劣化してしまう事は仕方ないのかもしれません。
リチウムイオン電池とiPhoneについての詳しい記事はこちら
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